博友会の統計
     博友会のオリジナルデータを提示します。 博友会ではMicrosoft Accessを用いた独自のシステムを開発しており、さまざまなデータ分析が可能になっています。(文責 廣瀬 悟)    
 
 
基本統計
 
 博友会の各施設の患者数です。
 各施設の平均年齢です。施設により差がありますが、これは夜間透析の患者数が要因です。
 友愛クリニックは連日の夜間透析を実施しており、比較的若い患者様が多くなります。これに対して三橋クリニックは夜間透析を実施しておらず、年齢が高くなります。
 博友会における年代別の透析患者数です。60代が最も多く、次いで70代となります。
 博友会における透析年別(2年毎)の患者数です。40年を越える患者さんもいらっしゃいます。
 慢性腎不全に至った病気(原疾患)です。近年では糖尿病性腎症が透析導入時における原疾患のトップですが、歴史の長い博友会では、まだ慢性糸球体腎炎が原疾患のトップです。

貧血
 
 日本透析医学会のガイドラインでは、貧血の指標であるヘモグロビン濃度は10〜11g/dl(若年者では11〜12g/dl)が目標値となっています。博友会では、いずれの施設も平均値がガイドラインに準拠しています。
   ヘモグロビン濃度の分布図です。ほとんどの患者さんがガイドラインの目標値に入っています。 
    日本透析医学会のガイドラインでは、造血に必要な鉄をどのように投与したらよいのか、いまだ明確にされていません。かつては欧米諸国にならい、フェリチン値(体内に貯蔵される鉄の指標)
を極端に高くする方法がとられていましたが、近年ではフェリチンを極力低くする方法が模索されています。
 博友会では、2005年より独自の鉄投与基準を設け、全国平均の半分にも満たないフェリチン値で、貧血を管理しています。
   

カルシウム・リン・副甲状腺ホルモン
 
 日本透析医学会のガイドラインでは、補正カルシウムの目標値は8.4〜10.0mg/dl、リンは3.5〜6.0mg/dlとされています。この目標値は、透析患者さんの生命予後の分析から決定されました。博友会の平均値は、いずれもガイドラインに準拠しています。
補正カルシウム:アルブミンというタンパク質が低いとカルシウムが低く測定され、これを簡単な計算式で補正したもの。
    補正カルシウムとリン値が、いずれも目標値にある患者さんの割合を遵守率と言います。日本透析医学会の2009年統計では50.5%ですが、博友会は60.4%と大きく上まっています。
    博友会における遵守率の推移です。新薬の発売とともに遵守率が向上し、近年では60%前後を維持ています。
    日本透析医学会のガイドラインでは、副甲状腺ホルモン(インタクトPTH)は60〜240pg/mlの範囲に管理することが望ましいとされています。
    博友会では、ほとんどの患者さんが推奨値に入っていますが、残念ながら600pg/mlを超える患者さんもいらっしゃいます。

  
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